次の日から、何故か自然とを追っている。
そして、俺は女遊びを止めた。







〜初恋〜










が、欲しい。
俺の・・・俺だけのモノにしたい。
愛して・・・くれないだろうか。
こんな、汚れてしまった俺だけれど。









俺は、一人屋上に佇み、空を見上げた。

「・・・・・・・・・せめて、好きになってくんねぇかな。」
「誰に好きになってもらいたいの?」
「おわぁ!!!!!」


正直、吃驚した。
後ろを振り向くと、が首を傾げて俺を見つめていた。
な、何なんだ・・・一体いつからいたんだ?




「忍足君に、屋上に行くように命令されちゃったんだ。」
「忍足か・・・・。」
俺は、苦笑した。
彼奴らしい。
奴は奴なりに、心配してくれてんだろうな。
忍足に心配されるなんて・・・俺も落ちたモンだ。





「なんか、跡部君が話があるって・・・・で、何?」











・・・・・・・・・・・・・・・あの野郎。
もしかして、今の俺の状況を楽しんでいやがるのか?


話し・・・話って、どう切り出せばいいんだよ。
告白なんか、した事無いからわからねぇ。
あぁ・・・もうこうなったら、当たって砕けろだ。
やってやろうじゃねぇか。





。結論から言う。俺の女になれよ。」
心臓がバクバクしてやがる。
こんな緊張感・・・・テニスの試合以外初めてだ。
「え・・・・ちょ・・冗談やめてよ。」
「冗談じゃねぇよ。俺は、本気だ。」



俺は、を真っ正面から見つめた。
「遊びじゃない。本気で、俺は、お前が好きだ。いや・・・愛してる。」
「あ、跡部君・・・・。」

俺は、我慢が出来なくなって、を引き寄せ抱き締めた。
「なぁ・・・・俺の女になれよ。絶対に、泣かせたりはしないし、幸せにする。」
俺は、彼女の耳元で、そっと囁く。
香水だろうか・・・・甘い・・甘美な香りがした。
いつまでも、こうしていたい・・・・。


他の誰でもない。
とだ。








だから・・・・・・・・・。
俺の、偽りのないこの想いよ。













タノムカラ、トドイテクレ_________。
























「・・・・・・・”幸せにするって”・・何だか、プロポーズされてるみたい”」
ふと、黙っていたがクスクスと笑い始めた。
「だから、笑うなって・・・。恥ずかしいんだらよ。」
「フフッ・・・御免ね」




は、笑うのを止めると、俺を見つめた。
「そうだな・・・。私の答えはね__________。」
























〜数ヶ月後〜
「景吾・・・・私、学校行けない。」
「あ?仕方ねぇ。今日は休むか?」
俺が告白して、数ヶ月が経った。
勿論、あの時の答えは、今の状況を考えれば即分かるだろう。
今の状況・・・・そう、俺とはベッドの中に居る。


「休むけど・・・・”仕方ねぇ”って何よ。景吾が、寝かせてくれないからでしょう?」
「お前が、可愛すぎるからだ。寝かせられるかよ。」
そう言って、俺は、の頬に軽く口付ける。



俺は、幸せを手に入れた。
隣には、いつもが居てくれる。
他人は、たったそれだけで・・・・と、思うかもしれないが、俺にとっては幸せすぎる事だ。


、これからも俺の側にいて・・・・。
お前がいるなら、俺は何だって出来る。
お前が、笑ってくれるなら、なんだってしてやる。
だから・・・・これから先もずっと・・・・・。



I  Love  You  Forever・・・・・・・・。