君の瞳に映るのは、僕じゃない。
抑えきれない、この感情。
もし、君と出会うのが、もう少し早かったら。
もし、君と話をするのが、もっと前だったら。
もし、君が、誰とも付き合っていなかったら。
そんな事を考えて、何になるのだろう。
否、何にもならないだろう。
だって、考えても無駄だから。
君は、僕を見ない。
君は、僕を見ても何も感じない。
”どうして?”
この言葉ばかりが、頭の中を駆け巡る。
一体、どうしてこんな事になったのか。
ねぇ、君は、僕を友達以上には見てくれない?
どうしようもない、この感情。
君を滅茶苦茶にしたい、この衝動。
抑えるのが精一杯。
だけど、そろそろ限界点に達してしまいそうだ。
我慢が出来なくなりそう。
いっその事、君を壊してしまえれば、どんなに楽な事か。
壊してしまえば、君は、彼の元へは戻れない。
僕は、が好きだよ。
が、どうにかしてしまいたい程に。
話している時には、幸せ。
だけど、君は僕を見ていない。
見ているようで、見ていないんだ。
君が、見ているのは、恋人である”彼奴”
僕じゃない。
君が、想っているのは”彼奴”
決して、僕の事なんか、想っていない。
この感情を、抑え続ける自信があるだろうか。
理性が無くなってしまったら、無理だろう。
抑える事は、不可能だ。
無理。無理なんだよ。
無理で、無理すぎて、我慢なんか、とてもじゃないけど無理なんだ。
君は、僕の想いを受け取ってくれる?
受け取ってくれないならば、強引にでも受け取って貰おうか・・・・。
こんな僕は、好きじゃない?
否、違うな。
初めから、何とも想っていないならば、こんな事は聞いても仕方がないか。
「僕が、壊してあげるよ・・・・。」
君が、嫌だと言っても、止めてはあげない。
「だから、君は僕を愛してくれるよね。」
もう、僕しかいないと、感じる程に、僕も愛してあげるから。
「二人だけの世界に・・・・・。」
この感情 。
抑える訳 にはいかない。
だって、僕は、君を愛
しすぎてしまったのだから。