僕の頑張りは?

























































Effort is rewarded?

































































「ねー・・・・・・ー・・・・・・。」



「何ですか。と、言いますか。暑苦しいです。邪魔です。」



「・・・・・・・・冷たい。」










こんなに好きなのに。



毎日の様に、好きって言っているのに。



は、僕に冷たい態度を取る。



























「ねぇ、僕の事嫌いなわけ?そんな態度を取られてる僕の身になってよ。」








あぁ、悲しくなってくる。








苛々してきてしまう。


















「ねぇ、誰か好きな相手でもいるって言うの?僕みたいに良い男なんて、そうそういないと思うよ?」











「自分で自分の事を“良い男”だなんて・・・可哀相に。言ってくれる人がいないんですか?」















流石の僕も、これには怒鳴ってしまいそうになってしまう。


全然、違う。


言ってくれる人は、沢山いる。


こんなに、馬鹿にされるなんて、心外だ。


僕は、一生懸命を振り向かせ様としたのに。
















































こんなに頑張っている僕に、こんな酷い事を言うなんて・・・・・。




















































「もう良い!なんか、大っ嫌いだ!!もう側にいてやんないから!!!」























































































「もう知らないよ、なんか。どうして、あんなに冷たい訳?
僕、精一杯自分をアピールしたんだよ?が好きだって、何度も告げたんだよ?」








音楽室、僕は馨達の前で愚痴っていた。


言わなければ、気が済まない。


まぁ、言ったとしても、気が済まないだろうけどね。












「光、そんなに怒らないで。怒ると良い事ないよ?」



馨は、とても落ち着いていた。

此処が、僕と馨の違う所なのかもしれない。

僕は、子供っぽい。

自覚は、しているつもりだけれど・・・・簡単に直せる訳でもない。














「どうしてを好きになっちゃったんだろ・・・・。」















こんなの、不公平じゃないか。


は、僕の事を何とも思っていなくて。


僕は、の事を沢山沢山好きになっていっている。


こんな気持ち、初めてだったから正直、驚いてばかりだった。































所謂、初恋?


































「こんなの・・・・・辛いに決まってるじゃないか。」



「落ち着け、光。彼女に聞いてみたらどうなんだ?好きか嫌いか。な?」



「煩いよ。僕だって聞きたいよ。遠回しに聞いてるつもりなんだけど、は何も言ってくれないんだ。」















最大の難関。


それが、が僕の事をどう思っているのかという事。


好きの“す”の字が全く出て来ていない。





















「彼女は、言わないだろうな。今までも、全く言おうとする気配が見られない。光、諦めたらどうだ?俺が、令嬢を紹介してやろうか。」


















鏡夜先輩。

何で、知っているの?

僕、誰もいない場所でと話しをしていたんだけど・・・・・・。

じゃなくて!!



「紹介なんかいいの!!僕は、がいいんだから!!!」
































































「そんなに、私が良いんですか。」








































































声がした。



後ろを振り向いた。



僕の瞳の中に、が扉に寄り掛かっている姿が映っていた・・・・・。