「どーなのよ!」
























































不変の誓い

































































いつの間にか、告白されて。



返事もしていないのに、恋人になっていた。



これが、夢であってくれたら良いのに。



確かに、練習を見に来てくれと言ったのは、俺だ。



それは、男として、認めざるを得ない。



だが、その誘いは“マネージャーになって欲しいから”見に来てくれという意味で言った・・・・・筈だ。








確かに、好きだ。



の事は、嫌いじゃ無い。



とても、頭の回転が良く、働き者だしな。























(しかし・・・・この状況はあんまりではないか?)

































現在、俺はに説教されている。



理由は、分からない。



突然俺の席にやって来て、突然怒り出した。

































「教えてもらうわよ!」





・・・・・少し落ち着いて話さないか。俺には、説教される必要は、ないが?」


























彼女と付き合ってからというもの、大変環境が変化した気がする。



先ず、の友人であるに、練習に夢中になりすぎて、三分の一殺しされた。















(あの時には、“次はない”と言われたが・・・・まさか、俺はこの世から抹消されるのか?)


























次に、やけに仁王が、恋愛について語ってくる。



女はあぁだ・・・・こうしなければ、駄目だ・・・・等。



朝練、休み時間、放課後の部活。





















(あれだな・・・楽しんでいるに違いない。)





























































「真田!聞いてんの!?」



「な、何だ!!!」



「・・・・・・・・・・全く。馬鹿!真田のバーカバーカバーカ!!!」



・・・・・合わせて、四回も馬鹿と言われてしまった。



「今すぐ、してよ!」



「な、何をだ?」



「きす!キス!!キース!Kiss!!!して!」












































・・・・・・・・・・・。


















































・・・・・・・・・・・。























































・・・・・・・・・・・。





































































「何ぃ!!!!???接吻しろだと!!!!」


































































冗談じゃ無い!



接吻だと!



クラスの中で、しろというのか?



な、何と・・・・・破廉恥な・・・・。




















「さぁ、早くしなさい!」





「う・・・・ぐ・・・・・・。」





「アンタ、男でしょ!」





「い、いや・・・・この場合、それは関係な「黙れ!」



















駄目だ。



これは、止められない。



の暴走は、誰にも止められん。



どうする・・・・どうしたら良い・・・?!












絶体絶命だ。



完璧に、怒り狂ってしまっている。
























































「真田・・・・・してくれないの・・・?」





「な、泣くな!泣くんじゃない!!」










は、泣き出してしまった。



俺は、慰め方を知らない。



どうしたら、良いのだろうか・・・。



こんな時、恋愛経験がある奴が羨ましくもある。









































「わ、分かった・・・する。するが・・・・教室内は・・な・・・。」





「じゃあ・・・・人がいなければ、してくれる?」





「あぁ。」





「じゃあ、放課後・・・・人がいない場所に行こうね。」





「分かった。」









































何だか、大変な約束をしてしまった。



しかし、約束は約束。



この約束を、変える訳にはいかない。

















































「放課後・・・・・か。」



















































不安は、ある。



だが、が笑ってくれるなら・・・・俺は、何でもしたいと思う。



この気持ちは・・・・一体、何なのだろうか。



この時の俺は、まだ正体を知らなかった。