君が、隣にいないのは、こんなにも寂しいことだったんだ。
サヨナラの後に。
必要ないと思っていた。
君は、もう俺にとって必要のないモノ。
必要なくなったら、もう、捨てるしかないだろう?
そう、要らなくなった玩具のように。
「君は、もう必要ないんだよ。」
俺は、彼女に、笑顔で伝えてあげた。
そんな俺に、彼女はたった一言。
笑顔で、たった一言”そう”と言っただけだった。
あれから、何日が過ぎたんだろう。
君は、一体今何をしている?
何故、あれから君のことが忘れられないんだ?
こんなの、可笑しいじゃないか。
いつもだったら、忘れて、違う子に声を掛けている。
それが、俺の日常。
今や、それが日常ではなくなってしまった。
彼女に、に会いたい。
彼女の笑顔を観たい。
彼女の声を聞きたい。
彼女の、瞳に映りたい。
彼女の、話を聞きたい。
彼女を、束縛したい。
テニスの練習をしていても、そればかり。
君は、今何をしているんだろうか。
今更、会っても君はもう、俺のモノじゃないんだよね。
噂だけど、聞いたよ。
他に、恋人が出来たって。
あぁ、俺は、何て馬鹿だったんだ。
。こんなにも、今君が愛しく感じるなんて。
馬鹿だ。馬鹿すぎる。
余りの馬鹿さ加減に、自分で自分を嘲笑ってしまう。
後悔なんて、もう遅い。
した処で、一体何になるんだ。
君が、俺の元に戻ってきてくれるなら、何回でも、何度でも、後悔をしたって良い。
しかし、今の状況。
此処で、あの時のことを悔やんでも仕方がない。
「決めた。」
そうだ。
奪ってしまえば良いんじゃないか。
その男から。
、こんな俺は、嫌いですか?
にとって、今の俺は、どう映る?
以前のように・・・・愛してくれるだろうか。
君に、愛して貰えるなら、俺はどんな汚いことだってやってやる。
だから、以前の二人に・・・・とは、言わないけれど。
恋人同士の戻ろう。
今回は、本物の恋人同士に。
遊びじゃない。
本当の恋だ。
人を愛すること。
それを、離れた君が教えてくれた。
”サヨナラ”の後に、”コンニチハ”
そんなのも、良いだろう。
、今から君に会いに行くよ。
そしたら、想いを君に伝えるんだ。
さぁ、君は、一体どんな顔をして俺を見つめる?