「ちょっと、ゆっきー!!」
You understood finally ?
「あ、。どうかしたの?」
「“どうかしたの?”なんて、爽やかな笑顔で言わないでよ!!何よ、これ!」
凄い剣幕で俺の元にやって来たは、あるものを出して来た。
「これは?」
「“これは?”じゃないってば!これを仕組んだのは、ゆっきーでしょうが!!!」
は、相変わらず怒っているけれど、俺は知らない振りをしてみる。
だって、の反応が面白いから。
ついついからかいたくなるんだよね・・・・・彼女。
「さぁ、説明して頂戴!!!」
「そうだなぁ・・・・・恋人になってよ。。」
「だ・・・だだだだだだだだから!!せっ・・・・説明に・・・・説明になってないの!!!」
フフッ・・・・こういう反応も可愛いよ。
俺の言葉に敏感に反応するんだから。
「それはね、。事実を述べただけだよ。嘘偽りなく、真実を・・・・・ね。」
「真実じゃないでしょうよ!!何処の誰が、ゆっきーと付き合ってるっての!?」
「ねぇ、。少し落ち着かないかな?そんなに叫んでも、良い事なんか一つもないよ。そうだろ?」
「う、うん・・・・まぁ・・・・。」
俺の言葉に納得したのか、は椅子に座り、深呼吸をした。
少しは落ち着いたかな。
これで話しもしやすくなるだろう。
「、俺は本気なんだよ。だから、新聞部の取材にそう言ったんだ。嘘は言っていない。
もし、君がこの記事によって多大な迷惑を被ったならば、俺はいくらでも謝るよ。
心の底から、謝罪しようじゃないか。だけど・・・・迷惑じゃなければ、付き合ってほしい。」
新聞部を使うなんて、卑怯なのは分かっている。
けれど、こうする事によって、他の男に牽制が出来るだろう?
俺は、君を手に入れるためだったら、手段は選ばないつもりだよ。
まぁ・・・・最終的に決めるのは君だけれど。
君は、俺を好きだと確信したから、こういった行動が取れたんだ。
「さぁ、。君の答えを聞かせてくれるかな?」
「わ、私の答え?あー・・・・えぇ・・・とね・・・・・・。」
彼女の答え。
それは、俺の耳元で囁かれた。
“ゆっきーが、好きだよ”
心の底から、喜びが込上げてくる。
これからは、恋人として宜しく。
勿論・・・・・誰にも渡さないよ。