言うのは簡単なんだ。
























































B efreiung








































































友達になって、二年。






気になり始めて、数カ月。






告白して、一年。





かなり勇気が必要だった告白。

振られると思っていたけれど、彼女は首を横ではなく、縦に振った。

あの時、本当に告白して良かったと思った。








始めは、とても上手くいっていた。

全てが全て、喧嘩をする事もなくて、順風満帆な日々だった。




































































なのに・・・・それなのに。


















































































「別れて。」










本当に、唐突な発言だった。

は、俺の顔を見ずに“別れて欲しい”と言うばかり。

本音か、嘘か・・・・・俺には判断出来なかった。

















「返事は?」



「悪いけど、それは無理な話し。俺は別れる気はないからな。」
















この日は、此処で区切られる事になった。

このまま延々とこんな悲しい話しをしなければならないんだろうか。

だけど、原因が分からない。


























(何だろうなぁ・・・・俺、浮気した覚えもないぜ。)
























もし浮気だとすると、それはお菓子だろう。

俺、の話しなんかそっちのけで、菓子ばっかり食っていたからなぁ。

もしかして、それに愛想を尽かされたんだろうか。

だけどだって、他の男見つけては、あっち行ったりこっち行ったりだったじゃないか。


















「ヒデェ話しだな。」



俺は、段々と腹が立って来た。

どうして、こんな事になるんだろう。

どうして、俺がフラれなくちゃいけないんだよ。


















「もーいいや。終わり終わり!」



俺はに、別れのメールを入れて、会うのはやめた。

高校を卒業して、大学は別々だから会う事もなかった。

だから、段々との事は頭から抜けていってしまった。














あんなに、好きだったのに。

と将来、一緒になる筈だったのに。

こんなに簡単に忘れてしまうものなんだろうか。

















(簡単なのかな。俺、の事を好きじゃなかったのか?)



今度は、こんな考えをしている自分に嫌気がさした。

そんな筈はない。

俺は、が大好きだった。

好き過ぎて、壊してしまいたくなってしまう程に、大好きだったんだ。

それが、こんな風に疑うなんて、言語道断だ。

















































「・・・・・会いに行かなくちゃ。」





俺は、走った。

は、一人暮しだから、彼女の親に会う心配はない。

会えるだろうか・・・・いや、会ってくれるんだろうか。














怖いけど、会わなくちゃいけない。

会って、話さなくちゃいけないんだ。

















俺、間違ってたよ。

あんなんで、別れちゃいけなかったんだ。































































ー!!!!」



































































の家に着いたと同時に、俺は彼女の名前を呼んだ。

めい一杯。

出せるだけの声を出して。

だけど、は顔を出さない。



















































「あの時は、悪かった!!!」









































































は、漸く顔を出した。

一体、何事かと思ったに違いない。







































































「俺、お前の事愛してる!!将来、結婚してくれぃ!!!」








































































もう“別れる”なんて言わないで。

俺から離れる事をしないで。











俺、が好きなんだから。

を見ると、彼女は泣いていた。















“バーカ”って口を動かしているのが見えた。

俺達、やり直せるよな。

























、そうだろ?