番なんだ。







































































「は?何、いきなり。」







「二番だと、言っただけよ。」







「ふーん・・・・・。」















何が、二番なんだろう。








変な人。








君、一体何が言いたい訳?








僕には、何が言いたいのか分からないんだけど。















「良いのよ。風紀委員長の僕は、知らなくて。」







「・・・・・咬み殺してあげようか?」







「やれるなら、御自由に。」















この僕を、全く怖がらない。








恐怖感なんて、全く持たない。








それが、








僕が、気になるから傍に置いている女。








一体、いつになったら僕の・・・・・僕だけのモノになるのだろう。








そろそろなってくれないと、痺れを切らして、大変な事になっちゃうよ?




















「なったら、どうなのかしら?僕は、自分の好きな校舎を壊すのかしら?」







「ワォ。それはないね。オネーサン。」







「そう。」















は、僕に興味が無くなったのか、本に視線を戻してしまった。








・・・・・・何か、ムカツク。


























「・・・・・・返しなさい。」














ムカツクから、本を奪った。








ムカツクから、本を投げ捨てた。








ムカツクから、を抱き締めた。








そうしたら、殴られた。








益々ムカついたから、耳に噛み付いてやった。








勿論、軽くだけど・・・・・ね。















「痛いわね。この餓鬼。だから嫌いなのよ。餓鬼は。」







「餓鬼じゃない。もういい加減僕のモノになってよ。。」







「丁重に、お断りしてあげましょう。風紀委員長の僕。」















が、離れていく。








僕の傍から、居なくなるんだ。








君、僕の何が気に食わないのさ。








一体、何が嫌いなんだよ。








こんなに、君を好きで。








こんなにも、君を欲していて。








こんなにも、こんなにも君の事ばかり考えている、この僕を。















「この僕を・・・・・振るって言うの?」







「私はね、二番は嫌いよ。貴方の一番は、校舎。まぁ、並盛全体?あぁ・・・・どうでも良いわ。調子が狂うわね。」















意味が分からない。








二番は嫌って・・・・・何?








確かに、僕は気に入っているよ。








並盛を。








それの、何が悪いの?








それが、いけない事なの?















「もう良いよ。君、訳分からないから要らない。」







「あら、そう。それは嬉しくて仕方ないわね。有り難う、嫌いになってくれて。」















笑顔で出ていかないでよ。








そんな嬉しそうな、表情して去っていかないでよ。








そんなの、嘘なんだから。








そんなの、冗談だから。








行かないでよ。








行かないで・・・・行かないでってば。








君、僕が要らないって本当に思っているの?




























ねぇ、ねぇ、ねぇ・・・・・!!!!




































「・・・・・・・・何これ。」















温かかった。








温もりのある液体が、僕の手の甲に落ちて来た。








何これ。




















































本当に、何なの?



































































「何が・・・・二番だよ。」















二番だって、良いじゃないか。








僕にとっては、は一番なんだ。








そんな僕には、順位すら付けて貰えない。








その僕に比べたら、君はなんて幸せなんだ。

































































「・・・・・・・・・・・。」







「許可無しに、止めて頂戴。」















膝枕させたら、怒られた。








それでも僕は、無視してやった。








絶対に、どいてなんかやらない。








絶対に・・・・・。















「今度は、何かしら。」







「優勝だよ。」







「何が?」







「君が。」







「優勝?」







「そう、優勝。」







「意味が不明ね。」







「僕の一番。こんな事、言わせないでくれない?全く。」







「偉そうね、風紀委員長の僕。」















僕の髪を、自分の指で梳いてくれた。








擽ったかったけど、嬉しかった。








気恥ずかしい感じがしたけど、幸せな感じがした。








うん、僕は幸せだ。








僕は、やっぱりが大好きだ。








だから、僕はに尋ねた。








次第に眠くなっていたけれど。








彼女に、聞いてみたかった。


















































「僕は、君にとって何番な訳?」