その後の、私達・・・・・。































君の、 に。





















私と、侑士。
付き合い始めて、もう二年。
彼が、告白してくれてから、二年の月日が流れていた。



時が、過ぎるのは余りに早い。
早過ぎて、頭がついて行けていない様な感覚に陥る。



侑士とは、今、同棲をしている。
起きる時も、寝る時も、ずっとずっと一緒。
相変わらず、侑士は、優しい。

時に、怒るけど、それは私に対して必要だから。
だから、怒るの。私は、それを分かっている。


彼は、私を一番に考えてくれる。
嫌な事は、やらない。
侑士は・・・・私には、勿体ない位だなって、時々思うの。
でも、以前それを侑士に伝えたら、










“俺は、だけしかいないんやで?そんな事言わんといて”








と、悲しい表情をした。
後悔した彼を悲しませてしまった。
あれ以来、そんな事を言わない様にしている。



御免ね?侑士。もう言わないから。








彼の、キスは・・・優しい感じ。
時に、激しい時もあるけれど、優しいキスが多い。
そんなキスを、私は大好きで。
もっと・・・・・もっともっともっとして欲しいと願う。



それを、強請ると、侑士は微笑み、キスをしてくれる。
私の唇と、自分の唇を重ねてくれる。
あぁ、なんて幸福なのだろう。私は。




侑士、有り難う。
貴方が、この世界に産まれてくれて。
私と、出会って・・・・好きになってくれて。
本当に、本当に、嬉しいよ。



私が、貴方にしてあげられる事は、なんだろう?
貴方は、私の望みを叶えてくれる。







私は?
私は、貴方に、何をしてあげられる?

















。只今。」











侑士が帰ってきた。
今日は、大学が早く終わったらしい。







「お帰りなさい。侑士。」
「おぅ。今日も何もなかったか?変な奴が来たとか・・・・。」




侑士は、私の事を心配してくれている。
私は、クスッと笑ってしまう。
だって、貴方が、余りにも取り乱しているから。




ねぇ、侑士。
今、私のお腹の中には、侑士と私の子供が居るの。
その子が、貴方の慌てようを見たら、どんな反応をするかしら?






きっと、私と同じ反応をするでしょう。
私は、そんな気がするの。
幸せだよ。本当に。
もうすぐ産まれてくる、私達の宝物。
二人で育てましょう?
大事に 大事に・・・・・・・・。










パパ、ママって。呼ばせたいな。
先ずは、産まれてくる子供の名前を考えましょう。
貴方が、買ってきた本を読みながら。















さぁ・・・・侑士と私の可愛い宝物。
どうか、無事に産まれてきて頂戴ね・・・・。