限
りなく、終わりに
終わりに、しようじゃないか。
コレを。
終わりに、しないか?
ココマデヲ。
俺は、それを望む。
例え、君が望んでくれなくても。
望ませて、欲しい。
理由は、俺が我が儘だから・・・・・・。
「。」
同じクラスの、。
俺と彼女は、親友。
小学校時代から、同じクラス。
一度も、別の教室になった事が無い。
変な縁で、繋がっている。
周りからも、この縁のせいか、よくネタにされてしまう。
だが、不思議なもので。
彼女とならば、嫌な気はしない。
自問自答しても、答えは出てこなかった。
「何かな?国光。」
背が低めの彼女は、背の高い俺を、見上げなくてはならない。
きっと、首が痛くなる時もあるのだろう。
辛いときが、ある筈だ。
「今日の、部活なんだが・・・・・。」
「分かった、生徒会で遅れるって言いたいんでしょう?」
「・・・・・良く分かったな。」
「何年の付き合いだと、思っているの?」
「それもそうか・・・・・。」
“何年の付き合い”
そう考えると、分かるのも当然なのだろうか。
自宅にいる時以外は、殆ど一緒。
同じ空間の中にいるといっても、過言では無い。
(俺にも・・・・・分かるのだろうか。)
の、考えが。
彼女の、想いが。
願いが。
「話しは、それだけかな?」
「あ、あぁ・・・・そう・・だ。」
「そっか・・・・・。」
ふと、淋しそうな表情が見えた。
俺の、気のせいだろうか。
見間違えか?
「生徒会、お疲れ様。これ、今日の練習内容。大石君と、考えたから。」
「そうか・・・・・。」
は、大石とも仲が良い。
部活の最中、二人は良く話しをしている。
とても、楽しそうに。
俺は、そんな二人を見たくなかった。
胸が、苦しくなってしまうから。
(俺は・・・・・どうしたら・・・・。)
見たくない。
しかし、彼女を見つめていたい。
そんな気持ちが、交差していく。
終わり。
終わりに。
どうしたら・・・・・。