俺は、最近視線を感じる。

この視線は、憧れとか、そんなんじゃない。

そう・・・・何というか・・・怨念!?

















































王子様と、お 様。











































































痛い。痛い位に感じるこの視線。

ここ最近、感じている。

なんだ?俺様が、何かしたか??

俺は、女遊びも止めた。清算だってしたんだ。


何も、悪い事はしていない・・・・・・・・・・・・・・筈。

それなのに、何なのだろうか。

苛々する。ストレスがたまっちまう。

どうにか、ならないだろうか。この、苛々を。

そんな事を考えていた、その時だった。
















































「覚悟ぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
















「おわぁ!!!!!」





















突然、女が襲いかかってきた。

間一髪。俺は、避けたが、避けられなかったら、顔面に来るところだった!!!

俺様の、顔に傷を付ける気か!!!!あぁ!?



「何すんだ!!」

俺は、女に怒鳴りつけた。

変な理由だったら、只じゃおかねぇ。

お前も、俺と同じ目を合わせてやろうか?!





「はん。アンタなんか、ボコボコになっちゃえ!!!!」

女は、そう言い残して、走り去っていった。

意味分かんねぇよ。何なんだよ。本当に。





















それからというもの、俺は、意味の分からない女共に狙われ始めた。













どういう事だ?

そう言えば・・・・・俺の、今の恋人である と付き合い始めてからだな。

視線を感じ始めたのは。


「景吾・・・・?」

俺の、隣にいたが、心配そうに俺を見ていた。

いけない。に、心配を掛けては・・・・。

に、そんな負担を掛けたくない。
















「そういやぁ・・・・。お前、ファンクラブってあったか?」

「ファンクラブ・・・ですか?いいえ・・・。」

は、無いと言う。

あぁ、本人には、知られていないのだろう。きっと。



は、男に人気がある。

しかし、それだけではない。女にも、人気があるんだった。

忘れていた。

儚い感じと、皆を魅了する微笑み。

そして、誰とでも、平等に接する優しさ。

長い、綺麗な髪。

そんな、に、誰もが惚れていく。俺も、その一人だった。




確か・・・・何だったか?

姫を、守り隊”だったような・・・・。

彼奴等は、俺のファンクラブの女も黙らせてしまう様な連中だ。

そう、を苛めようとするものならば、どんな相手でも、許さない。

どんな手段だって、使って懲らしめる。そんな連中。






「・・・・・・もしかして・・・彼奴等か?」















まさかな・・・・。

しかし、快くは思っていないだろう。

俺は、遊び人だった。

自分の欲望の事だけしか考えていなかった。そんな人間。

そんな俺を、許すはずはないだろう。
















「景吾・・・悩みがあるのでしたら、言って下さいね?」









可愛いじゃねぇの。

おい、俺を誘ってんのか?

いやいやいや・・・・・落ち着け、俺。





















・・・・。」


俺が、にキスをしようとしたその時だった。
























































「おおっとぉ!!!!危ない!!!!!!」






















またかよ。またなのかよ!!!


おい、ふざけんなよ?

俺だって、キレる。

仏の顔も、三度って言うだろ!!!分かってんのか?

良い根性じゃねぇか。

こうなったら、徹底抗戦だ。闘ってやる。

そして、俺は、必ず平穏なとの生活を手に入れてみせる!!!!