俺が来た時は、は・・・・・。
永遠に______。
どうして、気付かなかった。
俺は、その時何をしていた?
後悔。
後悔だけが、溢れる。
止まる事は、ない。
一生。
これから。永遠に。
死ぬまで、止まらない。
俺は、馬鹿だ。
俺が、代わりになってやりたかった。
俺が、こうなれば良かったんだ。
「なぁ、お前・・・なに寝てんだよ・・・・・。」
白い、ベッド。
そこに、横たわっているのは、。
「俺を・・・・・一人にしないでくれ。」
死なないでくれ。
俺は、こんな別れは嫌だ。
「俺・・・・・さ。お前しか愛せないんだぜ?
俺には、お前しか居ない。お前がいれば良いんだからよ。」
俺は、話し掛けた。
死んだ様に、眠っているに。
白い。簡素な部屋。
居るのは、俺との二人。
他には、誰もいない。
こんな場所で、再会?
ふざけんなよ。
、帰ろう。
居るべき場所に。
此処は、お前がいて良い場所じゃない。
だから、帰ろう。
は、返事をしない。
当たり前なのは、分かっている。
どうして、がこうなる。
轢いたのは、トラック。
信号無視で、に突っ込んできやがった。
殺してやりたい。相手を。
を、轢いた奴を。
だが、殺したっては喜ばない。
俺を叱るだろう。
“何をやっているんだ”と。
“そんな事を、頼んでいない”と。
は、そういう奴。
だから、やりたくてもやらない。
なぁ、。
轢かれる瞬間、何を思ったんだ?
怖かったのか・・・・?
怖かったよな。
俺は、そんな事も知らずに、他の女といた。
そう、意地になったから。
自棄になっていた。
忍足から、連絡があるまで気付かなかった。
が、病院に運ばれた事を。
何をやっていたのだろうか。本当に。
「悔やんでも、悔やみきれねぇな。」
を、見つめる。
腕には、包帯。点滴の針。
頭にも、包帯が巻かれている。
人工呼吸器を付けている。
これが、?
本当に?
何度も、繰り返される疑問。
返ってくる答えは、いつも同じ。
変わる事は、ない。
「また、明日来るからな。」
俺は、そう言って病室を後にした。