きてしまったんだ、仕方ない


























































“このままでは、本当に終わりが来るわ。”





“な・・・・んで?は、僕の事が嫌いになったの?”
















“好きとか、嫌いとか・・・・・そんな次元じゃないのよ。”





































じゃあ、何なのさ。










僕に、教えてよ・・・・・・・・・・。
















































連絡がない。













休み時間、携帯を開いてみる。













開いても、ただの待受画面。















から、連絡も・・・・・メールさえも来ない。



















本当に、平気なんじゃないの?



















にとっては、年下の僕なんて・・・・遊びで。













本気になっているのは、僕の方。













一方通行のまま、変わることはない。













片側は、通行止め。

























(何時・・・・だったかな。)















初めて、と出会ったのは。













僕にとって、忘れられない存在へと変化をしていったのは。







































































「貴方、そこにいたら邪魔よ。」







「はぁ?」















何、この女。













この僕が、邪魔?














どこをどう見て、言っているんだろう。




















「ほら、どきなさい。坊や。」







「なっ・・・・!!!ぼ、僕が・・・・坊や!?」







「あら・・・・違うのかしら?」

















目の前にいる女は、クスクスと笑い出す。













僕は、坊やなんかじゃない。













子供なんかじゃ・・・・・ない。













なのに、目の前にいる女は、僕を子供扱いした。













酷い。













なんて、酷い女だ。















「坊やじゃなければ、その位で苛立たないわよ。常陸院の御子息・・・・さん?」







「あんた・・・・誰だよ。」







僕は、思いきり睨み付けた。












これでもかって、位に。














それなのに、そんな僕を全く怖がりもしない。













悠々と、擦り抜けてしまった。




















家の一人娘。よ。ほら、自己紹介は済んだわ。私は、通りたいのよ。それには、貴方が邪魔なの。分かった?坊や。」







「また坊やって言った!!!僕は、子供なんかじゃない!!」







「そうかしら?私には、坊やにしか思えないわ。」






















“出直してきなさいな。”















そう言って、去っていく女。













見返して、やりたかった。













僕は、子供なんかじゃないって。













どうしても、僕を認めさせたいと。


































































「結果が・・・・これだもんなぁ・・・。」















僕は、に溺れてしまい。













僕は、益々子供なんだと思い知らされ。













僕は、どんどん情けなくなっていく。













最終的には、暫く会わない。













我慢しなさい。













私は、連絡も絶つ。













嘘だと思った。













きっと、僕が連絡すれば・・・・してくれると思っていた。













だって、我慢できなくなるだろうって。













でも、違う。














携帯は、今日も鳴ることをしない。













ねぇ・・・・・大人になるって、どうやって?












誰か、僕に教えてよ。