俺は、何も感じなかった。
いや、感じていたのかも知れないが・・・・・。
君の、想い。俺達の、想い。
正直、あの時、氷帝と練習試合をしたくなかった。
してはいけないと、感じていたんじゃ。
だが、真田はもう了承してしまった後。
反対も出来んうちに、決まってしまった。
やれやれ・・・・困ったもんじゃのぅ。
サボったら、に嫌われてしまう。
そんなのは、御免じゃ。
嫌われとうない。
誰だって、好きな女には嫌われたくないじゃろ?
俺だってそう。
嫌われたくはない。特に、には。
”今日は、駄目だ””来てはいけない”
そう言うべきだった。
これは、俺の失態。
だが、敗北なんかしない。
俺は、跡部に勝ってやる。
この想いは、誰よりも強い。そう信じている。
お前は、違う学校。
しかも、東京と、神奈川。
この差は大きい。
あの時、は、まだ来ていなかった。
来た瞬間から、勝負は始まっていたのかも知れない。
さぁ、跡部。
お前は、どうくるんじゃ?
俺は、いつでも待っている。
これからは、お前と俺の勝負じゃ。
